書名 愛され姫はワルツを踊れない
価格 500円
規格 文庫148頁/カバー
収録 「氷の王子はワルツを踊る」
「聖娼の乙女」
「屍蝋の姫と落日の王」
通販 Amazon(予定)
試読 pixiv

08/20

COMITIA121

ふ15b おざぶとん

貴様が何をしようと、何を言おうと、何を吐き出そうと、私は貴様を見限らない。

――その国には、魔女に呪いを受けた「氷の王子」がいる。
南方の山里から、北の果ての凍土へと嫁してきた娘・ウルヤ。彼女は王子の呪いを解く為に、故郷から捧げられた花嫁だった。触れるものすべてを凍りつかせる美貌の王子・ユヴェールは、彼女の愛に触れ、氷のごとく冷たい心もやがて雪融けを見る。

「氷の王子はワルツを踊る」六華キララ

雪国

だって僕たち、夫婦じゃないか。

エリカは、七年の月日を過ごした曠野の塔を出て、故郷に戻ることとなる。
ひそやかな異変を迎えた故郷で、彼女は元婚約者の青年ミシュと出会う。ミシュが言うには、エリカは彼と婚礼を挙げ、《新婚旅行》に出向かねばならない。
エリカは戸惑いながらも、彼に従うこととなるが。

「聖娼の乙女」青蔦ざくろ

砂漠

おとぎ話を語りましょうか。屍蝋の姫と火の鳥の、落日の王をめぐる物語を――。

死してなお肉体から離れることのできないワシリーサと、滅びゆく王国を押しつけられることになる王子の、十三年にわたる逢瀬の物語。
――あるいは、とある少年が王を偲んで紡いだ哀歌。

「屍蝋の姫と落日の王」ランブルス子・ロゼ

湖の国